抱っこしたときなどに、赤ちゃんが体をまっすぐ伸ばしたり、のけぞったりすることがあります。そういった反応は、いつ頃、なぜ起こるのか、どう対処したらいいのかを確認しておきましょう。

赤ちゃんって、みんなのけぞるの?

赤ちゃんが足を突っ張って体をピンと伸ばしたり、頭を後ろに引いてのけぞるような姿勢をとったりすることがあります。仰向けに寝ているときであれば、腰を浮かせるような格好になります。
反り返りと呼ばれる動作です。

一般的には首がすわる生後3~4ヶ月頃から始まり、1歳になる頃までにはおさまります。早ければ生後1ヶ月頃から始まる子もいます。時期はあくまでも目安なので、当てはまらなくても問題ありません。

小さい体に似合わないほどの強い力でのけぞることが多く、ビックリするかもしれませんが、成長に伴って表れる自然な動作なのでご心配なく。

赤ちゃんはなぜのけぞる?

赤ちゃんがのけぞる理由は、いくつかあります。

筋力の発達とともに、体を動かす練習を始めているというのが一つ。
生後4ヶ月前後で首がすわり、5~6ヶ月頃になると寝返りを打てるようになってきますが、反り返りは、その一歩手前の発達段階といえます。

また、何か不快なことがあると、その状況から逃れようとしたり、不快感をアピールしたりするためにのけぞることもあります。

例えば、抱っこされるのを嫌がったり、抱っこの仕方が気に入らなかったりするとき。のけぞる他に、体をひねるような動作をすることもあります。

背中の筋肉がこわばっているときも、反り返りがよく見られます。
大人でも、肩や背中が凝ると大きく伸びをしたり、体を捻ったりしてほぐそうとしますよね。それと同じで、赤ちゃんも背中の不快感を解消しようとしているのです。 赤ちゃんがいちばん楽なのは、背中が少し丸まったCカーブが自然な姿勢。平らな場所に寝かせていたり、抱っこの仕方が悪かったりして体が伸びた状態が続くと、背筋がこわばりやすくなります。

背中に汗をかいて気持ちが悪いときなども、反り返りをする赤ちゃんが多いようです。

ママパパはどう対処したらいい?

不快感からのけぞっている場合は、その原因を取り除いてあげれば反り返りはおさまります。

もし背中に汗をかいていたり暑がっていたりするようなら、汗を拭いて気温に合った服装に着替えさせ、チクチクする刺激や痒みなど皮膚にトラブルがあるようなら対策します。

抱っこを嫌がるようなら、横抱きを縦抱きにしたり、その逆にしたりするなど、抱き方を変えてみるのも一案です。

背中にこわばりが出ているようであれば、背筋が伸びすぎて負担にならないよう、自然なCカーブを描く姿勢を保てるように配慮してあげましょう。

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不快にさせる要素がないのに反り返りを繰り返す場合は、動く練習や、動くことが楽しくて遊んでいるだけの可能性もあります。何かにぶつかったり落下したりして怪我をする危険がなければ、好きにさせてかまいません。

赤ちゃんがのけぞるとき気をつけるべきことは?

反り返りは、突然、瞬発的に起こります。
抱っこしているときは、赤ちゃんを落としてしまわないよう気をつけてください。
寝かせる場合は、何かにぶつかったり、落下したりする可能性のある場所は避けるなど気を配りましょう。

反り返り自体は自然なことなので無理に止めさせる必要はありませんが、不快さや痛みが原因で起こるものは減らしてあげたいもの。
リラックスできるCカーブの姿勢を保ち、暑さ・寒さや皮膚刺激など赤ちゃんの体に負担となる要因は取り除いて、快適に過ごせるよう環境を整えてあげてください。

心配な反り返りもある?

成長の過程で誰もがする反り返りですが、脳性まひや自閉症スペクトラム(ASD)などのサインである場合が稀にあります。
あまりに頻度が高かったり極端に大きくのけぞったりする場合や、数ヶ月にわたって続く場合など、気になることがあれば、かかりつけ医に相談してみるのも良いかもしれません。

ただし、サインが認められるからといって、必ずしも障がいがあるとは限りません。
自然な反り返りかそうでないのか判断は難しく、ほとんどの場合は時間とともに減っていきます。神経質になりすぎるとママパパの緊張感や不安が赤ちゃんにも伝染してしまうので、心配しすぎず、大らかに成長を見守ってあげましょう。

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