すべての家庭が安心して出産・子育てできるようにと設けられた、国の「出産・子育て応援交付金」。東京都では、専用ウェブサイトで発行されるポイントを様々なアイテムやサービスと交換できる「赤ちゃんファースト」として実施されています。内容や利用方法を、他の自治体の例も併せて見ていきましょう。

赤ちゃんファーストって何?

「赤ちゃんファースト」とは、東京都の出産・子育て応援事業の愛称です。
妊娠時に妊婦1人あたり5万円、出産後は児童1人あたり10万円相当の経済支援が受けられます。これは、妊娠時と出産後に5万円分ずつが支給される国の「出産・子育て応援交付金」に東京都が出産後の5万円を加算するもので、現金ではなく、専用サイトで使用できる金額相当のポイントとして支給されます。

出産・子育て応援交付金は、「全ての妊婦・子育て家庭が安心して出産・子育てができる環境整備」を目的とした経済支援で、面談や情報提供などを通して妊婦や0〜2歳児のいる家庭に寄り添う「伴走型相談支援」の充実との二本柱で運用されます。市町村が実施するのが原則ですが、都道府県が連携して行う場合もあり、東京都の「赤ちゃんファースト」事業はそのひとつです。

ポイントはどんなものに使えるの?

「赤ちゃんファースト」専用ウェブサイトでは、家事支援や育児支援などのサービスのほか、マタニティ用品、赤ちゃん用の洋服や雑貨、おもちゃ、家事負担を減らす生活支援品など、多種多様な商品900点と交換できます。
カタログは144ページにも及び、ジャンルごとに写真付きで商品情報が紹介されています。

カタログにはもちろん抱っこ紐も含まれており、BABY&MeのBELK-S、BELK-S firstセット、ONE-S LIGHTも掲載されています。

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商品情報として仕様や対象月齢、適応体重などは記載されていますが、抱っこ紐だけで18商品あるため、カタログだけで選ぶのは難しいかもしれません。

BABY&Meの製品は取扱店舗で試着ができます。使い勝手の良さや負担軽減につながる独特の構造など、良さを体感して納得した上で選んでください。

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赤ちゃんファースト、どうやって利用するの?

住んでいる市区町村の窓口へ妊娠届や出生届を提出すれば、エントリーはOKです。
ただし、先ほどもお話ししたように、伴走型相談支援の充実も目的としている事業のため、妊娠届の提出時や妊娠後期、出産後など一定のタイミングで面談を受けることも必要となります。 届出をして面談を受けると、専用ウェブサイトへアクセスできるカードが届くので、記載されている二次元コードからアクセスし、商品を選んで申し込みます。

ポイントはすべてを一度に使い切る必要はなく、期限内であれば複数回に分けて使用することも可能です。カタログには消耗品や食品など少ないポイントで交換できるものもあるので、必要に応じて商品交換の申し込みをするのも良いでしょう。

他の自治体にもあるの?

出産・子育て応援交付金は国の施策なので、全国の自治体で利用が可能です。
しかし東京都のように独自の加算がある自治体は、ほかに例がありません。政令指定都市の横浜や大阪、名古屋も、妊娠時と出産後の給付額はそれぞれ5万円ずつです。

妊娠や出生の届出をし、決められた時期に面談を受けることが必要なのは、どの自治体も共通です。
支給の仕方は自治体によって異なり、東京都のように専用ウェブサイトでポイントが発行されるケースもあれば、指定した銀行口座に現金が振り込まれる自治体もあります。
自分の住んでいるエリアがどんな内容・方法で支援事業を行なっているかは、各自治体の窓口に問い合わせるほか、自治体名と「出産・子育て応援交付金」でインターネット検索すると確認することができます。

給付金をもらううえで注意することは?

現金支給の場合は問題ありませんが、クーポンやポイントの場合、使用期限が設けられている場合があります。

東京都の「赤ちゃんファースト」は、発行から6ヶ月でポイントが失効します。専用サイトへのログイン登録と同時にポイントが付与されるので、登録後は早めに商品申し込みをして、無駄なく活用しましょう。

赤ちゃんファースト取扱い商品の「BELK-S firstセット」くわしくはこちら