新生児の鼻づまり。今すぐ試せる対処法
新生児の「ズビズビ」という鼻の音は、見ているママやパパにとってもつらいものですよね。ミルクを飲みにくそうにしたり、寝苦しそうにしている姿を見ると、心配になるのは自然なことです。
でも、新生児の鼻づまりは、多くの場合、生理的なもの。あわてずに、まずはおうちでできるやさしいケアから始めてみましょう。
新生児の鼻が詰まる主な原因
鼻腔(びくう)が狭い: もともと鼻の穴が大人よりも非常に狭く、少しの分泌物やホコリでもすぐに塞がってしまいます。
粘膜が敏感: 体温調節が未熟なため、温度や湿度の変化に敏感に反応しやすく、鼻水が多く出やすい状態です。
自力で排出できない: 自分で鼻をかむことができないため、鼻水が奥に溜まり、乾燥して固まるとさらに詰まりやすくなります。
基本のホームケア
鼻水が固まってしまうと、吸引が難しくなり、鼻づまりが悪化する原因にもなります。まずは固まらないための「予防」と「環境ケア」が大事になります。
湿度管理:乾燥は鼻水を固めてしまい、鼻づまりを悪化させる原因になります。お部屋の湿度は常に50%前後を目安に保ちましょう。加湿器を使用する場合は、清潔な状態を保つことが大切です。
体勢の工夫:授乳中や寝るときに、背中の下にタオルを敷いて頭をわずかに高くすると、重力の助けで鼻水が流れやすくなります。傾斜は緩やかにし、赤ちゃんの安全に十分配慮してください。
実践!鼻水吸引のポイント
鼻水を無理に吸引しようとすると、赤ちゃんが嫌がったり、粘膜を傷つけてしまうことがあります。まずは鼻水をやわらかくして、吸引するのがポイントです。
鼻水をやわらかくする:
お風呂(沐浴)の蒸気を吸わせることで、鼻の奥が温まり、鼻水がやわらかくなって吸引しやすくなります。また、火傷に注意しながら温めた蒸しタオルを鼻のまわりにそっとあててあげるのも効果的です。
吸引器の選び方と使い方:
吸引器には手動式と電動式があります。手動式は手軽で扱いやすく、電動式は吸引力が強くて奥の鼻水までしっかり取れるのが特徴です。どちらを使う場合も、ノズルは鼻の奥に入れすぎないように注意し、粘膜を傷つけないように優しく行いましょう。
吸引のタイミングは、鼻水がやわらかくなった直後や、ミルクを吐き戻さないよう食前に行うのがおすすめです。赤ちゃんが嫌がっても無理に押さえつけず、短時間で手早く済ませるようにしましょう。
固まった鼻垢(びこう)の対処法:
鼻の入り口付近にある固い鼻垢は、ベビーオイルを少量つけた綿棒でやさしくふやかしてから取り除くと安全です。無理にこすらず、赤ちゃんの様子を見ながら、やさしくケアしてあげてください。
赤ちゃんの様子で気になるときは…受診のタイミング
ホームケアを続けても改善しない場合や、鼻づまり以外の症状がある場合は、早めに小児科を受診しましょう。
日常生活に支障が出ている
哺乳障害: 鼻づまりで息継ぎが多く、ミルクや母乳を飲む量が明らかに減った。
睡眠障害: 苦しそうで夜中に何度も起き、まとまって眠れない状態が続いている。
鼻づまり以外の症状がある
発熱: 38℃以上の熱がある。
咳や呼吸の異常: 激しい咳、ゼーゼー・ヒューヒューといった異常な呼吸音が聞こえる。
鼻水の色変化: 透明から黄色や緑色の粘度の高い鼻水に変わった。(細菌感染の可能性)
おわりに
赤ちゃんの鼻づまりは、ほとんどの新生児が通る道です。心配なときは、小児科や地域の育児相談に気軽に頼ってみてくださいね。