いらない、買うとしてもまだ先など、不要論も多く聞かれるヒップシート。でも実は、新生児期から長く使える超便利かつお役立ちアイテムなんです。寝かしつけでも活躍してくれますよ。

寝かしつけが大変って聞いたけど…?

1日のほとんどを寝て過ごす赤ちゃんですが、まだ昼夜の区別がなく、細切れに寝たり起きたりを繰り返します。そのため、夜間に起きてぐずったり泣いたりすることも多く、その度にママパパは対応しなければなりません。

生後半年〜1歳半頃には、多くのママパパが夜泣きに悩まされます。夜泣きとは、赤ちゃんが夜間に突然目を覚まして、泣き続けることです。短時間で泣き止む場合もあれば、何時間もギャン泣きが続くこともあります。夜泣きの原因は、まだハッキリわかっていません。

お腹が空いている、オムツが汚れている、また暑い・寒いなどの不快感や、鼻が詰まって苦しいなど理由があって泣いている場合は対処できますが、何をしても泣き止まず、いつまでも寝てくれないことも。どうしたらいいかわからなくて、こちらが泣きたい気持ちになりますよね。
寝て欲しいときに寝てくれない、寝かしつけは大変…と感じるママパパが多いのも頷けます。

寝かしつけるには?

残念ながら「こうすれば寝る」という魔法のような方法はありません。赤ちゃんにも個性や好みがあるため、いろいろ試して「うちの子ルール」を見つけるしかないのです。ちょっと大変ですが、宝さがしゲームのように楽しんでしまいましょう。

まず試したいのは、これで効果があったという人が多い「背中トントン」。赤ちゃんに添い寝をして、静かに話しかけながら背中をトントンしてあげる方法です。なかなか寝なければ、抱き上げてトントンしましょう。抱っこして歩いてみるのもおすすめです。リズミカルな刺激や振動が眠りを誘うと言われているため、効果が期待できます。

また、体内の音に似ているテレビの砂嵐や、ふだん聞き慣れている曲や音を聞かせたら落ち着いて眠ったという先輩ママパパの体験談もあります。お気に入りの音を探してみるのもいいかもしれません。

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ヒップシートは寝かしつけにも便利?

ヒップシートは、新生児期から横抱きの補助として使うことができ、寝かしつけや授乳にも重宝します。先輩ママにもヒップシートを活用している人は多く、「腕にかかる重さが減って楽に抱っこできる」と好評です。

赤ちゃんを乗せて抱っこするという点では、授乳クッションも同様の役割を果たします。ママのお腹まわりに巻き付けるようにして使うC字型のクッションで、その上に赤ちゃんを乗せて抱っこします。 広い面で支えられるため大変便利ですが、使っているうちにへたってしまうことも多いのが難点。ウレタンなど硬めの素材でできているヒップシートはへたらず、使いやすいと先輩ママたちから高評価を得ています。

寝かしつけなどで縦抱き抱っこをするときも、もちろん活用できます。
台座に上に赤ちゃんのおしりを乗せるため、首まわりや腰まわりを支えやすく、自然に正しい姿勢を作ることができます。ただし、商品によって対象月齢が異なり、腰すわり後からとなっているものもあるので注意しましょう。BABY&Meのヒップシートは首すわり後から縦抱きに使えます。自然な股の開きを実現するサイズと全面滑り止めの座面で赤ちゃんのおしりが安定します。

ヒップシートを使うと、何がどう変わるの?

台座の上に赤ちゃんを乗せることで手や腕にかかる重さの負担を軽減できるのはもちろんのこと、正しく無理のない姿勢で抱っこできるのもヒップシートを使う大きなメリットです。
座面がウエストラインの少し上に来るため、ちょうど良い高さで抱っこすることができ、猫背にならずに済むことで首や背中、腰への負担が減らせます。 小さな赤ちゃんですが、出生の時点ですでに3kg前後あり、1ヶ月検診の頃には4kgを超えるのが一般的です。前屈みなど不自然な体制での抱っこは必要以上に大きな負荷がかかり、ママパパの体を痛めかねません。道具をうまく使ってできるだけ負担を軽くしましょう。

また、生まれたばかりの赤ちゃんはまだ骨格が柔らかく、姿勢が安定しにくいため、扱いに慣れていない新米ママパパは抱っこが難しく感じるかもしれませんが、ヒップシートを「第三の腕」として活用すれば、しっかり下から支えて安定した抱っこが可能となります。

ヒップシートは、ママパパも赤ちゃんも正しい無理のない姿勢をキープできる、お役立ちアイテムなのです。

ヒップシートはいらない?

「ヒップシートなんていらない」「ヒップシートは子供が大きくなってから使うアイテムだから、今はいらない」など、“ヒップシート不要論”が聞かれることもあります。

ですが、ここまでご紹介したように、ヒップシートは新生児期から活躍場面が多く、メリットもたくさんあります。

授乳は、新生児で平均15〜20分ほどかかりますし、成長とともに一度に飲む量が増えれば時間も長くなります。腕だけで抱っこしていると、腕だけでなく、肩や首、腰も疲れます。
夜泣きなどで寝かしつけが必要な場合も、長時間かかることが多く、その間ずっと抱っこしていると負担は大きくなるばかりです。

ただ「重たくて大変」というだけでなく、手首が腱鞘炎になったり、肘や腰、背中を痛めたりするママパパも少なくありません。とくに筋力の弱いママは危険です。 怪我をしてしまうと、赤ちゃんのお世話はもちろん、家事や日常生活のいろいろなことが不自由になってしまいます。そうならないためにも、ヒップシートを出産前から準備しておくことをおすすめします。

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