赤ちゃんのふとした仕草「ママ大好きサイン」かも
赤ちゃんが見せるいろいろな仕草、それぞれどんな意味があるんだろう?と不思議に思うことはありませんか。もしかしたらその仕草、ママに「大好きだよ!」と伝えるサインかもしれません。どんなサインがあるのか、チェックしてみましょう。
どんな仕草が「ママ大好き」サイン?
赤ちゃんが笑顔を見せるのは、ママと一緒にいられる安心感と幸福感の表れです。ママの顔をじっと見たり、動きを目で追ったりするのは、大好きなママをずっと見ていたいから。ママが近づいてきたり、視界に入ったりすると手足をバタバタさせるのは、「ママだ!」という嬉しさが爆発している状態です。
ママの顔や体に触れたり、抱っこ紐の中で体を預けてきたりしてスキンシップを求めるのも、赤ちゃんからの「大好き」のメッセージです。
生後5〜6ヶ月になると、言葉にはならないまでも「あー」「うー」など声を出すようになります。喃語(なんご)と言います。「ママ大好き」と言っているかもしれないし、新しくできるようになったことを「見て、聞いて!」という気持ちかもしれません。どちらであっても、ママに向かって一生懸命何かを訴えようとしている姿は愛おしいですね。
ハイハイができるようになると、ママのいるところへついてくる「後追い」も始まります。
ママ大好きサインが見られるのは、いつ頃から?
生まれたばかりの赤ちゃんは視力が0.01程度と言われており、ほとんどものが見えていませんが、生後4ヶ月頃になると視覚が発達して、ママの存在をはっきり認識し始めます。そのため、ママが近づいてきたり、目が合ったりすると嬉しくて、反応してしまうのです。
嗅覚は生まれながらに備わっていて、口からも感じ取ることができるため、まだよく目が見えないうちは口を開けて、匂いでママを探そうとします。それも1つの「ママ大好きサイン」と言えるかもしれません。
ママじゃなきゃダメ!になるのは?
個人差はありますが、一般的には6〜8ヶ月頃になると人見知りが始まります。他の人とママを区別できるようになり、いつも一緒にいてお世話をしてくれるママがそばにいなかったり、別の誰かが抱っこをしたりすると泣いてしまう…といったことが起こります。後追いをしてどこにでもついてきて、家事がしづらい、トイレにもゆっくり行けないなどという困った事態になることも。
この時期は、パパをはじめ他の大人にお世話を頼むこともできづらくなるため、ママの負担が大きくなりがち。抱っこまたはおんぶをして赤ちゃんを安心させつつ、家事などをするしかないこともあるかもしれません。
後追いのピークは、1歳半頃。2〜3歳になり、たとえば同世代のお友だちができるなど人間関係に広がりができ始めると、ママへの執着は弱まっていきます。限られた期間なので、赤ちゃんの気持ちを受け止めて、しっかり愛情を返してあげましょう。
ママ大好きになる理由は?
赤ちゃんは、生まれてくる前からお腹の中でママの声を聞いています。生まれてからも、ミルクやおむつ替えなどいろいろなお世話をしてくれて、常にそばにいてくれるママの声を聞いたり、触れあってぬくもりを感じられたりすると、赤ちゃんは安心するのです。
ママ好きサインへの応え方
赤ちゃんが大好きサインを送ってきたら、ママは笑顔で応え、優しく声をかけてあげましょう。抱っこやタッチ、ハグなどのスキンシップも、赤ちゃんの幸福感や安心感を増してくれます。おもちゃなどを使って一緒に遊ぶのも、良いコミュニケーションの1つです。
とはいえ、保育園に預けなければいけない場合など、そうできない時もあるでしょう。
後を追って泣かれると離れがたく、つい一緒にいる時間を引き延ばしたり、心配そうな顔で何度も振り返ったりしてしまいがちですが、それでは赤ちゃんの不安を増幅してしまいかねません。ママも辛いですが、「行ってきます」と笑顔で手を振ってサッと離れるのがコツです。案外ママよりも赤ちゃんの方が気持ちの切り替えが早く、しばらく時間が経つとケロッとしているものです。
「パパいや」もある?!
人見知りが始まると、いつも一緒にいる人以外の知らない大人に対して不安や恐怖を感じるようになります。パパはどうしても仕事等で赤ちゃんと一緒に過ごす時間が少なくなってしまうため、「よく知らない人」と感じてしまい、嫌がることがあるんです。
これは成長過程の一段階で、「ママ以外はダメ!」という時期に差し掛かったというだけのことです。本当にパパのことが嫌いなわけではないので、心配は要りません。
パパいや!と泣かれた時の対処法
ママと仲良くしている様子を見せたり、機嫌がいい時にママと一緒にお世話をしたりすることで少しずつ信頼関係を築いていくことがおすすめです。
嫌がって泣かれると辛いものですが、くじけずにお世話を続けることでも信頼が生まれることがあります。ママにもサポートしてもらいながら、諦めず根気強くお世話しましょう。こちらの感情は、赤ちゃんにも伝わります。イライラしたり焦ったりせず、リラックスして優しく声をかけながら接するように心がけることが大切です。
予防策として、生まれる前からお腹の中にいる赤ちゃんに話しかけたり、生後すぐからおむつ替えや沐浴などのお世話をしたりして、パパの存在を赤ちゃんに認識してもらうことも一つの方法です。