赤ちゃんの腰すわりとは?おすわりの練習は必要?
日々の成長がめざましく、どんどんいろいろなことができるようになっていく赤ちゃん。「腰すわり」は、そんな赤ちゃんの成長段階のひとつです。腰すわりを機に、できることの幅が一気に広がります。
腰すわりとは?
生まれたばかりの赤ちゃんはふにゃふにゃで、寝ている状態から抱き起こそうとしても、頭がだらりと後ろへ垂れてしまいます。姿勢を保てないため、自分で床や椅子に座ることもできません。
成長とともに、まずは首がしっかりしてきて、次第に背中や腰も筋力がついてきます。支えてあげなくても首をまっすぐに保ち、自由に顔の向きを変えられるようになることを「首がすわる」「首すわり」と言い、腰まわりの筋力が発達し、自分で座っていられるようになることを「腰がすわる」「腰すわり」と言います。
腰がすわるのはいつ頃?
厚生労働省の「乳幼児身体発育調査」(平成22年)によれば、生後8〜9ヶ月になると86.3%が、両手を床につかず、支えなしで1分以上すわっていられるようになります。1歳のお誕生日を迎える頃には、98.1%がそうした「ひとりすわり」をできるようになるので、1歳までの間にはほとんどの子が腰すわりを完了すると言えるでしょう。
もちろん、それより遅い子もいます。成長のペースは個人差があって当たり前。平均値はただの目安です。早い子は4ヶ月頃からできることもありますが、遅くても早くても心配はいりません。
腰がすわっているか確かめる方法は?
布団やマットの上など、転んでも怪我などをする心配がない柔らかい場所に座らせて、支えている手をそっと放してみます。
前かがみにならず背筋を伸ばして座っていられるか、両手を床につけなくても姿勢を維持できるか、座ったままおもちゃなどを手に持って遊んだり、顔の向きを変えたりできるかなどをチェックし、できていれば腰すわりが完了していると判断できます。
腰がすわっても、はじめは長く座っていられず倒れてしまうこともあるので、気をつけてあげてください。
腰がすわると、どんなことができるようになる?
両手を使わなくても背筋を伸ばして座れるようになり、食事の時などに座らせるベビーチェアが使えるようになります。
また、安定して座れると両手が空くので、おもちゃを持って1人で遊ぶことができるようにもなります。ママパパが「手遊び歌」を歌って、一緒に遊ぶのもおすすめです。リズムに合わせて手を動かすことで反射機能やリズム感を養うことができ、脳の発達も促されます。ママパパとのコミュニケーションは情操教育にもつながるので、積極的に取り入れましょう。
腰がすわる前にやってはいけないことは?
腰がすわるには、筋肉だけでなく、骨格や神経が十分に発達することが必要です。腰すわりを促すためにおすわりの練習をさせるママパパもいますが、もし赤ちゃんがぐずったり泣いたりする場合は疲れや痛みがある可能性があります。
発達に伴って自然とできるようになることなので、おすわりの練習はそもそも必要ありません。無理をさせないよう気をつけてください。
成長度合いに合わないベビーグッズはNG!
ベビーグッズの中には、使用に適した月齢が設定されているものがあります。新生児から使えるものもあれば、生後6ヶ月など一定の期間が過ぎてからでないと使えないタイプもあるため、成長段階に合ったものを選ぶことが大切です。
特に抱っこ紐やチャイルドシート、バスチェアなど赤ちゃんの姿勢補助に使用する製品は、首すわり・腰すわりしているかを基準にしている場合がほとんどです。適用月齢は目安として表記されているだけで、その月齢に達したからといって無条件に使用可能というではないため、注意しましょう。
腰すわり後に使える製品は、背中や腰の筋肉・骨格が十分に発達していることを前提に作られたもの。腰すわり前に使うと、赤ちゃんの体に余計な負担がかかったり、安全面でのリスクが生じたりする可能性があります。
多機能抱っこ紐・Beren firstセットは新生児から使用OK
BABY&MeのBeren firstセット(ベーレンファーストセット)は、赤ちゃんの上半身を覆う「キャリアパーツ」、赤ちゃんのおしりを優しく包んで支える「firstパーツ」、「ヒップシート」がセットになった多機能抱っこ紐です。
パーツの組み合わせを変えることで、成長段階や場面ごとに最適な使い方が選べ、長く使い続けることができます。
腰がすわったら前向き抱っこでお出かけしよう!
前向き抱っこにはBABY&Meのヒップシートキャリアがおすすめ!台座の上に赤ちゃんがお座りする姿勢になるため、脚がまっすぐ伸びたり股関節が開きすぎたりすることがなく、自然なM字開脚が実現できます。太ももが圧迫されて血行不良になる心配もありません。
ママパパの負担も少ないので、お出かけがもっと快適になりますよ♪